不思議な一年でした。
今まで自分がやってきたどの一年とも違う一年でした。
これまでの東大は自分たちの力を100%発揮できず、惜しい試合をいくつも落としてきました。しかし、今年のチームは、大事な試合では、必ずその力を十分に発揮できたと思います。
どうして今までそうだったのか、どうして今年は変わったのか、それは言葉でうまく言えないですが、私たちは確かになにか大事なものをつかんだように思います。
今年のディフェンスはとまる。そう思っていただけた一年ではなかったでしょうか。
佐藤コーチのもと、私たちは新しいシステムで戦ってきました。一番よかったのはタックルそのものに焦点を当てられたことだと思います。習得の難しいフットボールの技術をあまり必要としなかったため、ずっと課題だったタックリングに集中することができました。
私自身は最後までタックルに悩み続けましたが、下級生を中心に多くのプレーヤーが素晴らしいタックルで相手を封じてくれました。
みんなよく笑いました。
今までの秋シーズンとは全く違う雰囲気でした。
練習始まる前の部室、終わったあとの部室。
必死にフットボールに取り組む中にも、少し心の余裕があるからこその笑顔だったのかもしれません。
自分の思い描いたとおりの雰囲気でした。部員の一人ひとりが秋シーズンの緊張感を理解しながら、でも心の余裕は失わない。そういった雰囲気だったと思います。
甲子園ボウルを目指した一年でした。
近づけたとは思います。しかし終わった今になっても思うことは、近づくだけでは、何の意味もないということです。
今年度を支えてくれた二、三年生は素晴らしい選手が多くいます。
来年度のチームは必ずやってくれます。届かなかった甲子園という夢を来年こそかなえてください。
私自身、一人のOBとして出来る限りのことをやっていきたいと思います。
最後になりましたが、ご指導してくださった竹之下監督、細田HCをはじめとするコーチの方々、チームドクター、OB、OG、ファンの方々、厚く御礼申し上げます。
WARRIORS 2009年度副将 DB 野村大輔





